調停・裁判中の方へ

調停とは

調停は、調停委員同席のもと、離婚や財産分与等の問題を合意により解決しようとする手続です。したがって、調停委員が双方から話を聞いたうえで、何かしらの判断をしてくれるわけではありません。ここが裁判との大きな違いです。裁判所に判断をしてもらいたいと思っても、調停を経ずに裁判をすることはできません。家庭内の紛争では、一度、非公開の手続で柔軟な解決が図られるべきという理由からそうなっています。

このように、調停は合意形成を図る場ですが、調停に至るまでの話し合いで合意が図れなかった場合がほとんどですので、調停の場で漫然とこちらの言い分を繰り返しても、良い結果は望めません。

裁判に持ち込んだ場合の見立て、手持ち証拠の強さ、調停委員を含めた関係当事者の特性や相手方に代理人弁護士がついているかなど踏まえ、戦略的に調停に臨まなければなりません。

合意形成を有利に進めていくには、こちらに有利な証拠が最も重要です。揉めている内容によって、どのような証拠が必要かは変わってきます。よく争いになる項目ごとにどのような証拠が考えられるかについては、「離婚をするなら考えるべきこと」で紹介していますので、ご参照ください。
また、争いになりそうな点が複数にわたる場合、その優先順位をつけておく必要があります。なぜなら、調停は合意形成の場であり、場合によっては戦略的譲歩が必要になってくるからです。

このように調停にあたっての事前準備は、戦略的に調停を制するために必要不可欠です。
まずはサリュにご連絡ください。離婚問題に精通したリーガルスタッフが、あなたの置かれた状況やお気持ちをヒアリングし、情報を整理したうえで、早期に弁護士による相談へおつなぎいたします。

裁判とは

調停で合意形成ができずに裁判まで行くケースとしては、いずれか一方が離婚に応じない場合や、離婚では合意できているが、財産分与や親権の問題で意見が食い違う場合などがあります。

裁判離婚を実現するためには、法定離婚原因を証拠に基づいて立証しなければなりません。他方で、一方的な裁判離婚に納得いかないのであれば、法定離婚原因がないことや婚姻継続が相当であることを証拠に基づいて主張していかなければなりません。

このように、証拠に基づき法的な主張・立証が必要となるのは、財産分与や親権が争いになっている場合も同様です。

裁判では、過去の先例を踏まえて、有利な証拠を収集・選別し、適切なタイミングで、的確な主張・立証をしていくことが重要です。

このように、裁判では、十分な先例調査、十分な依頼者との打ち合わせ、十分な経験・ノウハウに基づいた訴訟対応ができることが、有利な結果を得られるか否かの決め手になります。

サリュでは、離婚事件に精通した弁護士とリーガルスタッフが2名体制であなたの裁判をサポートいたしますので、十分な裁判準備・対応が可能です。

まずはサリュにご連絡ください。離婚事件に精通したリーガルスタッフが、あなたの置かれた状況やお気持ちをヒアリングし、整理したうえで、早期に弁護士による相談へおつなぎいたします。

ご相談は無料です。
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